ランダムな数の発生方法-02
1.基本的な考え方
まず,対象となる値がある分布をしているとしましょう.
ここでは,指数分布を用意しました.
縦軸は存在確率なので,すべての和が1となるように規格化されています.
つまり,これは,あるxのときの存在確率が,P(x)である. これをdxという幅を考えると,
の短冊の総面積がすべてのxの事象が起こる確率です(=1)
つまり,あるx+dxがおこる確率は,すべての確率のうちのx+dxの短冊の割合なので,全部の短冊の和のうちのx+dxの短冊の割合が起こりえる確率となります.
従って,この関数の最小値からxまでの累積積分が,xがおこる確率となります.
では,具体的な分布を考えていきましょう.